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Ex転記

 
 

ピボットテーブルとの違い

ピボットテーブルはExcelの数ある機能のなかでも動的にデータ集計や分析を可能とする強力な機能です。

皆様のような業務でエクセルを利用される方であれば、簡単なクロス集計などはピボットテーブルで実現しておられる方も多いと思いますし、集計結果の多面的な分析に利用したりとその利用用途は様々です。
複雑な要件であってもピボットテーブルとマクロ(VBA)を組み合わせる事によりほとんど達成できると思います。

それだけ強力なピボットテーブルの機能ですが、使いこなすにはちょっとした知識が必要になりますし、マクロを作成して自動化するにはプログラミング的知識も必要になります。

Ex転記は、CSVデータを利用してあらかじめ設定したレイアウト(シート)の集計表や資料に自動的に転記する事(それも可能な限りシンプルな設定で…)を目的として開発されました。


Ex転記では以下のような特色がありますので、ピボットテーブルの代わりに、または補完するツールとして利用して頂く事ができます。

 
特色1 : 3次元転記 ・ シートを自動的に追加します。
  ピボットテーブルはクロス集計を行い「2次元の集計表」を作る機能のように見えますが、実際には3つ目の要素があります。(Excel 2003ではページエリア、Excel 2007ではレポートフィルタ)
3つ目の要素はどちらかといえば絞り込み(抽出)に近い機能になりますので、動的に集計結果を変えて見るのには効果的な機能ですが、定型業務としてシートを分ける必要がある場合には工夫が必要となります。

Ex転記はデータ中のアイテムによってシートを分けたい場合、アイテムの値を利用して(もしくはマスタを参照する事もできます)シートを分ける事ができますし、違うアイテムを集約して1つのシートに集計する事もできます。
さらにシートの追加はEx転記が行いますので事前に用意頂くのはテンプレートとなるシートのみです。
 
   
   
特色2 : 決められた位置に必ず転記します。
  ピボットテーブルはデータを元に集計を行いますので、そもそもデータが発生していないアイテムを行や列の要素として定義するには工夫が必要となります。

Ex転記はレイアウト(シート)ありきで開発されていますので(決められたレイアウトにデータの内容を転記するという考え)、データが発生している場合も発生していない場合も全く同じレイアウトで集計表を作成する事ができます。

データが発生していないアイテムの行や列を作成したくない場合にはピボットテーブルが向いていますが、Ex転記もデータが発生しなかった行や列を削除する機能がありますのでピボットテーブルと同様の資料の作成もできます。
 
   
   
特色3 :違うアイテムの同一行や列への集計ができます。
  例えば「東京」「埼玉」「神奈川」「千葉」というアイテムがある場合に、「東京」と「東京以外」に集計したい場合を考えてみます。

ピボットテーブルはデータを元に集計を行いますので、一旦「東京」「埼玉」「神奈川」「千葉」のアイテムが集計され、それを「グループ化」または「集計フィールド」などの定義を行う事により「東京以外」の集計が可能となります。
   (一度ピボットテーブルを作成した後はデータの更新を行うだけなので、同じ作業は必要ありません)

Ex転記は転記する行や列を任意に決定する事ができます。(マスタ参照・シート検索のどちらでも可能です)
このためテンプレートとなるシートには「東京」「東京以外」だけを定義して頂ければ結構ですし、資料を見る人も東京以外の県の内容を意識する事はありません。

逆に「東京以外」の県はどうだろう?…と動的に見方を変えたいような場合はピボットテーブルの方が向いています。
 
   
   
特色4 :予想外のアイテムの発生にも対処します。
  特色3の例(「東京」と「東京以外」)を引き続き考えてみます。
このような資料作成時に入力ファイルとなるデータ(CSVなど)に突然「大阪」や「福岡」が混ざって発生した場合、どうすべきでしょうか?ピボットテーブルだけの機能では「大阪」「福岡」は独立したアイテムとして集計されてしまいます。

業務としては様々な対処法が考えられますが、「データは発生しているので何らかの形で集計したい」「無視したい」「警告を表示したい」などの対処を行うにはマクロの利用が必要になってきます。

Ex転記では業務で良く利用する上記3つの対処法(その他に集計・無視・エラー)を標準機能として持っていますので、設定だけで対処ができるようになっています。

また、その他に転記したり無視したりしたアイテムはリストアップする事ができますので、その後の追跡調査やメンテナンスが簡単にできます。
 
   
   
特色5 : コードの部分参照での集計ができます。
  業務系のデータで多い問題として「データがコードしか持たない事が多い」という点が挙げられます。
特色3の例(東京と東京以外)などの場合、実はデータには「JIS市町村コード」(*)しかないような場合も考えられます。

Ex転記では部分参照機能が標準で用意されていますので、JIS市町村コードから先頭2桁の県コードを抜き出して、転記・集計する位置を決定する事ができます。
 
 
※JIS市町村コードは正式名称を全国地方公共団体コードというJIS規格のコードです。
 日本の公共団体を5桁のコードで表し(チェックデジットを除く)、先頭の2桁は県を表すコード体系を持っています。
 
   
   
特色6 : 予実対比表なども簡単に作成できます。
  業務でピボットテーブルで利用するうえで最初に訪れる難関が予実対比表のような2種類の情報(データ)を1つの表に集計する機能ではないかと思います。

これも当然のようにピボットテーブルで作成できますが、少し工夫が必要になります。

Ex転記では、いくつもの違う情報を一つの表に集計する事ができます。(複数の転記を同一ブックに行う事により実現します)
予実対比表であれば、予算情報を転記してから実績情報を転記する事で集計表が作成できます。
極端な例ですが、「月次で作成される売掛残高情報」と「日々の売上情報」をもとに「現時点の売掛残高情報」を集計する事も簡単に設定できます。
 
   
 
 
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